温泉分析書 No. 大薬検 第7R-31020030号

鶴寿泉

出典

単純酸性温泉

分類:酸性・低張性・高温泉

泉質と数値からわかる、この温泉の特徴

分析書の泉質や数値をもとに、お湯の性質や一般的な特徴をまとめています。
肌ざわり・温まり方・美容効果などの感じ方は、浴槽の温度や利用方法、個人差によっても変わるものであり、成分の種類や含有量だけでその強さが決まるものではありません。

お湯の液性酸性(pH 2.2)
肌にピリッと感じることもある、酸性のお湯

pHの数値が小さいほど酸性が強くなります。 pHは湧出地です。

成分表で確認できる成分メタケイ酸(199.0 mg/kg)
保湿成分として紹介されることがある成分

保湿成分として紹介されることがあるメタケイ酸が、199.0 mg/kg含まれています。

温泉法の成分基準値(50 mg/kg以上)の3.98倍に相当します。

溶存物質(ガスを除く)881 mg/kg
溶けている成分が少なめのお湯(低張性)

お湯1kgに溶けている成分が1,000mg未満。溶けている成分の量が少なめのお湯です。

泉温(源泉)高温泉(56.8℃)
源泉は42℃以上の熱いお湯

源泉は42℃以上の熱いお湯です。浴槽では冷却や加水などにより温度を調整する場合があります。

基準値と比べて見たい成分

療養泉の成分ごとの含有量基準と比べ、記載値が80%以上・100%未満のものを紹介します。掲載範囲はこのサイトの目安です。

溶存物質(ガスを除く)881 mg/kg
療養泉の成分基準値の88.1%相当

比較する基準値:1,000 mg/kg以上。この成分の含有量基準には届いていませんが、基準値に近い量が記載されています。

基準を満たした場合の参考
仮に溶存物質量の含有量基準を満たす場合でも、該当する泉質や泉質別適応症は主な成分の組み合わせによって異なります。

温泉分析書のデータ

ここからは、分析書に記載された数値・項目を掲載しています。

1. 泉質

泉質
単純酸性温泉
分類
酸性・低張性・高温泉
旧泉質名
単純酸性泉

2. 試料1 kg中の成分

ミリバル%の記載があるイオン表はその多い順、それ以外の表はmgの多い順で表示しています。「未満」や不等号付きの値は定量値の後、合計は末尾に表示します。

溶存物質(ガス性のものを除く)
881 mg/kg
成分総計
890 mg/kg
蒸発残留物
844 mg/kg

表が画面に収まらない場合は、左右にスクロールできます。

陽イオン

成分
水素イオン6.46.3557.73
アルミニウムイオン14.11.5714.27
カルシウムイオン21.61.089.82
ナトリウムイオン21.00.918.27
マグネシウムイオン6.70.555.00
鉄(Ⅱ)イオン7.40.272.45
カリウムイオン7.90.201.82
鉄(Ⅲ)イオン1.00.050.45
マンガンイオン0.50.020.18
ストロンチウムイオン0.20.000.00
計86.811.00100.00

陰イオン

成分
硫酸イオン505.010.5191.55
硫酸水素イオン85.20.887.67
塩化物イオン2.80.080.70
リン酸二水素イオン0.90.010.09
計593.911.48100.00

非解離成分

成分
メタケイ酸199.0
硫酸1.1
メタホウ酸0.0
メタ亜ヒ酸0.0
リン酸0.0
計200.1

溶存ガス成分

成分
遊離炭酸8.8
遊離硫化水素0.2
計9.0

その他微量成分等

成分
遊離炭酸8.8
カドミウム<0.001
総ヒ素<0.001
総水銀<0.0005
鉛イオン<0.01
銅イオン<0.05
フッ化物イオン<0.1

3. 湧出地における調査・試験成績

調査及び試験年月日
平成31年2月25日
泉温
56.8℃
気温
14.1℃
湧出量
測定せず(掘削・自噴)
知覚的試験
無色・澄明・中金気味・強酸味・殆ど無臭
電気伝導度
314 mS/m(25℃)
pH
2.2(25℃)

4. 試験室における試験成績

試験終了年月日
平成31年3月8日
知覚的試験
無色・澄明・中金気味・強酸味・微弱硫化水素臭(4時間後)
密度
0.9990 g/cm³(20℃/4℃)
pH
2.2(25℃)
蒸発残留物
0.844 g/kg(180℃)
ラドン
2.0×10⁻¹⁰ Ci/kg未満(7.4 Bq/kg未満)
ラドン測定方法
液体シンチレーションカウンターによる

5. 源泉・利用施設

温泉利用施設名称
鶴寿泉
源泉名
鶴寿温泉
湧出地
大分県別府市大字鶴見字明礬1216-11
採水場所
貯湯槽流入口

6. 禁忌症・適応症

泉質に基づく浴用の参考情報です。利用時は現地の掲示をご確認ください。

対象の泉質:酸性泉

泉質別の適応症

  • アトピー性皮膚炎
  • 尋常性乾癬
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 表皮化膿症

一般的な適応症

  • 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
  • 運動麻痺における筋肉のこわばり
  • 冷え性
  • 末梢循環障害
  • 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
  • 軽症高血圧
  • 軽い高コレステロール血症
  • 軽い喘息又は肺気腫
  • 痔の痛み
  • 自律神経不安定症
  • ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)
  • 病後回復期
  • 疲労回復、健康増進

泉質別の禁忌症

  • 皮膚又は粘膜の過敏な人
  • 高齢者の皮膚乾燥症

一般的な禁忌症

  • 病気の活動期(特に熱のあるとき)
  • 活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
  • 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気
  • 消化管出血、目に見える出血があるとき
  • 慢性の病気の急性増悪期

出典:環境省:禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準(平成26年7月1日改訂)

7. 分析機関・発行情報

分析機関
公益社団法人大分県薬剤師会
発行年月日
平成31年3月12日

ABOUT THIS RECORD

8. 転記について

以下の基準で転記しています。

  • 別府市の公開PDFを未改変で保存しています。
  • 分析値・泉質・日付・源泉情報を原本の画像と照合して転記しています。
  • 数値の末尾のゼロ・未満・原本の単位は保存データに保持しています。
  • 表示する成分量はmg/kgに統一しています。
  • 泉質と分類は分けて表示しています。
  • 公開されている禁忌症・適応症・入浴上の注意事項の掲示も保存しています。
  • 画面では公的基準に基づく浴用の参考情報を表示します。

    資料の出典・利用条件

    出典:別府市「鶴寿泉 温泉分析書」。取得日:2026-10-30。

    別府市の公開資料をもとに、当サイトが転記・項目名の正規化・表示単位の換算を行っています。解説・計算値は当サイトが付加したもので、別府市が作成したものではありません。

    ← 温泉分析書一覧に戻る