温泉分析書 No. 大薬検 第7R-31020019号

竹瓦温泉(女湯)

出典

ナトリウム-炭酸水素塩温泉

分類:弱アルカリ性・低張性・高温泉

泉質と数値からわかる、この温泉の特徴

分析書の泉質や数値をもとに、お湯の性質や一般的な特徴をまとめています。
肌ざわり・温まり方・美容効果などの感じ方は、浴槽の温度や利用方法、個人差によっても変わるものであり、成分の種類や含有量だけでその強さが決まるものではありません。

お湯の液性弱アルカリ性(pH 7.7)
肌ざわりに関わる、お湯の性質

pHが高い側のお湯です。肌のすべすべ感は、pHだけでなく成分や温度によっても変わります。 pHは湧出地です。

泉質名に含まれる特徴炭酸水素塩
通称「美人の湯」「美肌の湯」。なめらかな肌ざわりで知られる泉質

炭酸水素塩泉を特徴づける成分である炭酸水素イオンが、520.0 mg/kg含まれています。ナトリウムと炭酸水素イオンを主な成分とする重曹泉は、皮脂や古い角質を落としやすい性質で知られます。いわゆるクレンジングのような働きが、すべすべした感触につながると説明されています。

成分表で確認できる成分メタケイ酸(231.0 mg/kg)
保湿成分として紹介されることがある成分

保湿成分として紹介されることがあるメタケイ酸が、231.0 mg/kg含まれています。

温泉法の成分基準値(50 mg/kg以上)の4.62倍に相当します。

溶存物質(ガスを除く)1,073 mg/kg
溶けている成分は8,000 mg/kg未満(低張性)

お湯に溶けている成分の総量です。8,000mg/kg未満は低張性に分類され、どんな成分が多いかでお湯の特徴が変わります。

泉温(源泉)高温泉(48.9℃)
源泉は42℃以上の熱いお湯

源泉は42℃以上の熱いお湯です。浴槽では冷却や加水などにより温度を調整する場合があります。

温泉分析書のデータ

ここからは、分析書に記載された数値・項目を掲載しています。

1. 泉質

泉質
ナトリウム-炭酸水素塩温泉
分類
弱アルカリ性・低張性・高温泉
旧泉質名
純重曹泉

2. 試料1 kg中の成分

ミリバル%の記載があるイオン表はその多い順、それ以外の表はmgの多い順で表示しています。「未満」や不等号付きの値は定量値の後、合計は末尾に表示します。

溶存物質(ガス性のものを除く)
1,073 mg/kg
成分総計
1,083 mg/kg
蒸発残留物
726 mg/kg

表が画面に収まらない場合は、左右にスクロールできます。

陽イオン

成分
ナトリウムイオン135.05.8755.59
カルシウムイオン41.92.0919.79
マグネシウムイオン24.72.0319.22
カリウムイオン16.00.413.88
リチウムイオン0.90.131.23
ストロンチウムイオン0.30.010.09
マンガンイオン0.30.010.09
鉄(Ⅱ)イオン0.40.010.09
バリウムイオン0.10.000.00
計219.610.56100.00

陰イオン

成分
炭酸水素イオン520.08.5278.31
塩化物イオン41.91.1810.85
硫酸イオン56.21.1710.75
リン酸一水素イオン0.30.010.09
臭化物イオン0.10.000.00
計618.510.88100.00

非解離成分

成分
メタケイ酸231.0
メタホウ酸3.7
メタ亜ヒ酸0.1
硫酸0.0
リン酸0.0
計234.8

溶存ガス成分

成分
遊離炭酸9.7
遊離硫化水素0.0
計9.7

その他微量成分等

成分
遊離炭酸9.7
総ヒ素0.086
カドミウム<0.001
総水銀<0.0005
鉛イオン<0.01
銅イオン<0.05
フッ化物イオン<0.1

3. 湧出地における調査・試験成績

調査及び試験年月日
平成31年2月20日
泉温
48.9℃
気温
15.7℃
湧出量
測定せず(掘削126 m・動力)
知覚的試験
無色・澄明・無味・殆ど無臭
電気伝導度
102 mS/m(25℃)
pH
7.7(25℃)

4. 試験室における試験成績

試験終了年月日
平成31年3月4日
知覚的試験
無色・澄明・無味・無臭(9時間後)
密度
0.9990 g/cm³(20℃/4℃)
pH
7.8(25℃)
蒸発残留物
0.726 g/kg(110℃)
ラドン
2.0×10⁻¹⁰ Ci/kg未満(7.4 Bq/kg未満)
ラドン測定方法
液体シンチレーションカウンターによる

5. 源泉・利用施設

温泉利用施設名称
竹瓦温泉(女湯)
源泉名
竹瓦温泉(女湯)
湧出地
大分県別府市元町818-173
採水場所
貯湯枡

6. 禁忌症・適応症

泉質に基づく浴用の参考情報です。利用時は現地の掲示をご確認ください。

対象の泉質:炭酸水素塩泉

泉質別の適応症

  • きりきず
  • 末梢循環障害
  • 冷え性
  • 皮膚乾燥症

一般的な適応症

  • 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
  • 運動麻痺における筋肉のこわばり
  • 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
  • 軽症高血圧
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 軽い高コレステロール血症
  • 軽い喘息又は肺気腫
  • 痔の痛み
  • 自律神経不安定症
  • ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)
  • 病後回復期
  • 疲労回復、健康増進

一般的な禁忌症

  • 病気の活動期(特に熱のあるとき)
  • 活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
  • 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気
  • 消化管出血、目に見える出血があるとき
  • 慢性の病気の急性増悪期

出典:環境省:禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準(平成26年7月1日改訂)

7. 分析機関・発行情報

分析機関
公益社団法人大分県薬剤師会
発行年月日
平成31年3月7日

ABOUT THIS RECORD

8. 転記について

以下の基準で転記しています。

  • 別府市の公開PDFを未改変で保存しています。
  • 分析値・泉質・日付・源泉情報を原本の画像と照合して転記しています。
  • 数値の末尾のゼロ・未満・原本の単位は保存データに保持しています。
  • 表示する成分量はmg/kgに統一しています。
  • 泉質と分類は分けて表示しています。
  • 公開されている禁忌症・適応症・入浴上の注意事項の掲示も保存しています。
  • 画面では公的基準に基づく浴用の参考情報を表示します。

    資料の出典・利用条件

    出典:別府市「竹瓦温泉(女湯) 温泉分析書」。取得日:2026-10-30。

    別府市の公開資料をもとに、当サイトが転記・項目名の正規化・表示単位の換算を行っています。解説・計算値は当サイトが付加したもので、別府市が作成したものではありません。

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