酸性泉の特徴

pHは数値が小さい側ほど酸性が強いことを示します。液性の分類としての「酸性」と、泉質名に含まれる「酸性」は、確認する項目を分けて読みます。[1]

ここでは泉質の一般的な特徴を紹介しています。個々の温泉の色・におい・肌ざわりや、入浴による効果を保証するものではありません。

分類と基準の読み方

pHの測定場所が源泉か利用施設か、あるいは不明かも確認します。測定条件が違う値を、同じ条件の比較として扱わないようにします。

分類に関わる成分の基準

水素イオン:療養泉の成分基準値は1 mg/kg以上です。[2]

温泉法の基準値と比較する

このサイトでは、分析書に記載された泉質名を紹介します。成分表の数値だけから、新たな泉質名を付け加えることはしません。複数の特徴が併記される泉質名もあります。

分析書で確認すること

酸性泉には、その性質から入浴を避けるべき病気や状態(泉質別の禁忌症)が示されています。美容上の通称だけで選ばず、施設の掲示と禁忌症・適応症の参考情報を確認してください。

泉質名・液性・利用状況を分けて読む

泉質名に加えて、pH・源泉温度・分析日と、加水や加温などの利用状況も確認します。源泉の分析値が、そのまま現在の浴槽の状態を表すとは限りません。

禁忌症・適応症は浴用の参考情報として

禁忌症は入浴を避けるべき病気や状態、適応症は温泉療養の対象として挙げられる症状などを指します。適応症に書かれていても、入浴で病気が治るという保証ではありません。全ての泉質に共通する情報と、その泉質に固有の情報があるため、実際の利用時には現地の掲示も確認してください。[3] 禁忌症・適応症の読み方

酸性泉の分析書

泉質名にこの分類を含む温泉を掲載しています。詳しい泉質や成分量は、各施設の分析書で確認できます。

参考資料

  1. 日本温泉協会「温泉の泉質のいろいろ」:10種類の泉質と分類、旧泉質名。
  2. 環境省「温泉の定義」:温泉法・療養泉の温度と成分基準。
  3. 環境省「温泉利用のいろは」:入浴の参考情報と注意事項。
  4. 日本秘湯を守る会「温泉の種類・泉質」:塩化物泉・重曹泉の一般的な特徴と通称。
  5. 環境省「鉱泉分析法指針(平成26年改訂)」:硫黄泉の型と泉質名の付け方。